新作ブースター
私が以前、カナダ、トロントに在住し活動していた頃、お世話になった人のお話です。
Mike McDonaldo (マイク・マクドナルド)。
Mike McDonaldo (マイク・マクドナルド)。
自分の父親より年上のこのおっちゃんには、ものすごい世話になった。
Grossman's Tavern:
トロント、チャイナタウンのど真ん中にある、中国とは無関係の(現在のオーナーは中国人)50年以上営業している、ブルースバーの老舗であり、
その店のジャムセッション(誰でもステージで演奏できるイベント)のホストバンドでリーダーを務めていたのが彼、Mike McDonaldoである。
この店に行ったのは、トロントに到着した翌日の事。
その前日、Jeff Healeyという盲目のギタリスト(癌の為他界)が当時経営していた店、Healey'sに行っておりまして、
そこで飲んでたお客さんからGrossman's Tavernの事を知り、地図を書いてもらいました。
日本でまだジャムセッションというものに一度も行った事もなく、外国のセッション事情は勿論、
どうやってセッションに参加するのかもわからないまま、とりあえずギター担いで店内へ。
ビールを買い、椅子に腰掛け、ホストのおっちゃんを、
セッションしに来ましたけど。
…的な眼つきでガン見。
ギター取り出して、チューニングしてみたりしながら、何気にアピール。
ホストバンドの1ステージが終わった後、ホストバンドのリーダー、マイクが自分の所に来て、
"Do you wanna play?"
YESと応えました。
というより、なんて言ってるか全くわからなかったので、とりあえずYESと言ってみると、ステージに上げてくれました(笑)
マイクの演奏はブルースというよりは、エリッククラプトン、オールマンブラザーズ、
いわゆる、ブルースに影響を受けた白人ロック なのでした。
しかしまぁ、音が良い!
というよりも、
音がデカイ!!!
…なのに、出音はとても暖かく、とても良い音。
いまだに、あそこまで大音量なのにうるさくなく、甘い音はまだ聞いたことが無い。
彼のサウンドは甘く、力強く、1音に込める [ 覚悟 ] が並大抵ではない。
同時に、スライドギターも非常に魅力的でした。
セッションでは2曲程弾いて、自分の出番はそれでおわり。ステージに立つのは一回だけ。
参加者よりも、セッションを見に、何よりホストバンドの演奏を見に来る観客の方が多い。
本来、ホストバンド自体が一番演奏したくてたまらない状態なのに、3セットのうちの1セット分の時間を、お客さんに分けている。
なので、参加者が少なくてもステージ立つのは大概一晩で一回のみ。
参加者少=ホストバンドの演奏出来る時間が増える事を意味しており、
お店、バンド、双方の知名度を上げるためにこのイベントは成り立っているので、
基本的に何回もステージに立つという事はトロント市内のセッションでは殆ど見かけませんでした。
マイクに、”またおいで”風な英語を言われ、翌週も顔を出した。
早く行きすぎてしまい、まだホストバンドもセッティング中だったので、ビールをのみながらタイミングをみて挨拶。
すると、
"Hey, you are THE GUEST tonight."
気が付くと、YESと答えている自分。
"Where are you come from?" と聞かれても、
"Oh, yes!!" と満面の笑みで答える自分。。。
その晩は、セッション参加者が少なく、観客が非常に多い日でした。
何もわからないまま、今までやった事も聞いたことも無い曲を数十曲、ホストバンドの演奏を頼りにその場でうまい事いく様に弾く。
…何故かお客さんの反応がものすごい良い(笑)
1セットごとに、ビールとテキーラが出てくる。
「あの人からだよ」的な英語で運んでくれるのは、
Grossman'sのマドンナ(ボス?)、Dawn。
Grossman's Tavern:
トロント、チャイナタウンのど真ん中にある、中国とは無関係の(現在のオーナーは中国人)50年以上営業している、ブルースバーの老舗であり、
その店のジャムセッション(誰でもステージで演奏できるイベント)のホストバンドでリーダーを務めていたのが彼、Mike McDonaldoである。
この店に行ったのは、トロントに到着した翌日の事。
その前日、Jeff Healeyという盲目のギタリスト(癌の為他界)が当時経営していた店、Healey'sに行っておりまして、
そこで飲んでたお客さんからGrossman's Tavernの事を知り、地図を書いてもらいました。
日本でまだジャムセッションというものに一度も行った事もなく、外国のセッション事情は勿論、
どうやってセッションに参加するのかもわからないまま、とりあえずギター担いで店内へ。
ビールを買い、椅子に腰掛け、ホストのおっちゃんを、
セッションしに来ましたけど。
…的な眼つきでガン見。
ギター取り出して、チューニングしてみたりしながら、何気にアピール。
ホストバンドの1ステージが終わった後、ホストバンドのリーダー、マイクが自分の所に来て、
"Do you wanna play?"
YESと応えました。
というより、なんて言ってるか全くわからなかったので、とりあえずYESと言ってみると、ステージに上げてくれました(笑)
マイクの演奏はブルースというよりは、エリッククラプトン、オールマンブラザーズ、
いわゆる、ブルースに影響を受けた白人ロック なのでした。
しかしまぁ、音が良い!
というよりも、
音がデカイ!!!
…なのに、出音はとても暖かく、とても良い音。
いまだに、あそこまで大音量なのにうるさくなく、甘い音はまだ聞いたことが無い。
彼のサウンドは甘く、力強く、1音に込める [ 覚悟 ] が並大抵ではない。
同時に、スライドギターも非常に魅力的でした。
セッションでは2曲程弾いて、自分の出番はそれでおわり。ステージに立つのは一回だけ。
参加者よりも、セッションを見に、何よりホストバンドの演奏を見に来る観客の方が多い。
本来、ホストバンド自体が一番演奏したくてたまらない状態なのに、3セットのうちの1セット分の時間を、お客さんに分けている。
なので、参加者が少なくてもステージ立つのは大概一晩で一回のみ。
参加者少=ホストバンドの演奏出来る時間が増える事を意味しており、
お店、バンド、双方の知名度を上げるためにこのイベントは成り立っているので、
基本的に何回もステージに立つという事はトロント市内のセッションでは殆ど見かけませんでした。
マイクに、”またおいで”風な英語を言われ、翌週も顔を出した。
早く行きすぎてしまい、まだホストバンドもセッティング中だったので、ビールをのみながらタイミングをみて挨拶。
すると、
"Hey, you are THE GUEST tonight."
気が付くと、YESと答えている自分。
"Where are you come from?" と聞かれても、
"Oh, yes!!" と満面の笑みで答える自分。。。
その晩は、セッション参加者が少なく、観客が非常に多い日でした。
何もわからないまま、今までやった事も聞いたことも無い曲を数十曲、ホストバンドの演奏を頼りにその場でうまい事いく様に弾く。
…何故かお客さんの反応がものすごい良い(笑)
1セットごとに、ビールとテキーラが出てくる。
「あの人からだよ」的な英語で運んでくれるのは、
Grossman'sのマドンナ(ボス?)、Dawn。
とても明るく気前のよいおばちゃんで、誰からも愛されている方です。
その晩、ゲスト出演料として50ドル頂きました。
こうやってミュージシャンって生活資金を集めていると気付き始めた私は、その晩以降、
夜な夜なお店をまわり、バンドメンバー探し。
バンド活動、売り込みにブッキング営業、知り合った人経由でレコーディング、サポートなどなど、
がむしゃらに動き回った結果、ふと気付けば十分に生活できるほどのギャラをもらえる様になっていました☆
そんな事ができたのも、マイクと接する機会を持てたからであり、トロント在住中はよく演奏後に飯をおごってもらったり、
他の店の仕事に一緒に連れて行ってもらったり、BBQパーティに招待してくれたり
(外人のお父さんは、BBQの肉の味付けにすんごい拘り持ってます!)、何よりも私の英語の先生です。
最初に教えてくれた言葉は勿論、
FU●K。
通称 ”Fワード” と呼ばれる、公の場では非常に好ましくない言葉を中心に、丁寧に教えてくれました。
使ってはいけない言葉限定で、アクセントの指導、外国人女性の恋愛における暗黙のルールなどなど、数え切れないほどの事を教わりました(笑)。
先日、そんなお世話になったマイクから、こんなメールが届きました。
**********************************************************************
CALMNESS IN OUR LIVES
I am passing this on to you because it definitely works and we could all use a little more calmness in our lives.
By following simple advice heard on the Dr. Phil show, you, too, can find inner peace. Dr Phil proclaimed,
"The way to achieve inner peace is to finish all the things you have started and have never finished."
So, I looked around my house to see all the things I started and hadn't finished, and before leaving the house this morning, I finished off a bottle of Merlot, a bottle of Zinfandel, a bottle of Bailey's Irish Cream, a bottle of Kahlua, a package of Oreos, the remainder of my old Prozac prescription, the rest of the cheesecake, some Doritos, and a box of chocolates.
You have no idea how freaking good I feel right now .
Please pass this on to those whomever y ou think might be in need of inner peace.
**********************************************************************
…いやぁ、ウケた。
一瞬、良さげな事が書かれてるっぽいんだけど。
まぁ、アメリカン(カナディアン?)ジョークですね(^-^)/
この内容がなぜ面白いのか、それについて英語圏の人達は皆さんディスカッションされる訳なのです。
分かりやすいものは説明しなくても面白いし、複雑なものになれば、理解できた人のみ笑えるという事ですね。
…トロントでは、結構、頭使いました(T-T)
その晩、ゲスト出演料として50ドル頂きました。
こうやってミュージシャンって生活資金を集めていると気付き始めた私は、その晩以降、
夜な夜なお店をまわり、バンドメンバー探し。
バンド活動、売り込みにブッキング営業、知り合った人経由でレコーディング、サポートなどなど、
がむしゃらに動き回った結果、ふと気付けば十分に生活できるほどのギャラをもらえる様になっていました☆
そんな事ができたのも、マイクと接する機会を持てたからであり、トロント在住中はよく演奏後に飯をおごってもらったり、
他の店の仕事に一緒に連れて行ってもらったり、BBQパーティに招待してくれたり
(外人のお父さんは、BBQの肉の味付けにすんごい拘り持ってます!)、何よりも私の英語の先生です。
最初に教えてくれた言葉は勿論、
FU●K。
通称 ”Fワード” と呼ばれる、公の場では非常に好ましくない言葉を中心に、丁寧に教えてくれました。
使ってはいけない言葉限定で、アクセントの指導、外国人女性の恋愛における暗黙のルールなどなど、数え切れないほどの事を教わりました(笑)。
先日、そんなお世話になったマイクから、こんなメールが届きました。
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CALMNESS IN OUR LIVES
I am passing this on to you because it definitely works and we could all use a little more calmness in our lives.
By following simple advice heard on the Dr. Phil show, you, too, can find inner peace. Dr Phil proclaimed,
"The way to achieve inner peace is to finish all the things you have started and have never finished."
So, I looked around my house to see all the things I started and hadn't finished, and before leaving the house this morning, I finished off a bottle of Merlot, a bottle of Zinfandel, a bottle of Bailey's Irish Cream, a bottle of Kahlua, a package of Oreos, the remainder of my old Prozac prescription, the rest of the cheesecake, some Doritos, and a box of chocolates.
You have no idea how freaking good I feel right now .
Please pass this on to those whomever y ou think might be in need of inner peace.
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…いやぁ、ウケた。
一瞬、良さげな事が書かれてるっぽいんだけど。
まぁ、アメリカン(カナディアン?)ジョークですね(^-^)/
この内容がなぜ面白いのか、それについて英語圏の人達は皆さんディスカッションされる訳なのです。
分かりやすいものは説明しなくても面白いし、複雑なものになれば、理解できた人のみ笑えるという事ですね。
…トロントでは、結構、頭使いました(T-T)