バッファってすごいのお話

今回は、ちょくちょく作ってる自作エフェクターのお話です。

オーバードライブだの、オートワウだのを作ってあそんだり、仕事で使ったりしているんですが、
作っているモノすべてがトゥルーバイパスといわれる、切り替え方式になっています。


エフェクターって、内部に色んな部品がびっちり組み込まれてる訳で、バイパス時にその部品を
一切通らないようにして、文字通りスルー音が出る様にっていう方式なんだけど、、、

実はこの方式、 



ものすごい音が痩せてしまう。。 



BOSSなどの製品には、バッファといって、エフェクト音のバイパス時にもインピーダンスを下げて
電流の流れる量を増やしてくれる部品が常に信号ライン上にあるんだけど、コレがとても簡易なモノなので、
音が痩せて聞こえると言われている原因となっており、そのバッファを取り除いて、事実上完全なバイパス音を
提供してくれるのがトゥルーバイパスなのね。

ただ、ギターからの信号は、シールドやジャックを通っただけでも、意外と音やせが激しく、トゥルーバイパス
のエフェクターを何個も繋げると、音はどんどんか細く、こもった音に豹変してしまうのだ。。 
それを防ぐために、バッファってのがあるわけで…。



今までバイパス時にもバッファを通るようにするやり方がよくわからず、エフェクター自体、たまに１個
使うか使わないかって程度なので、それといってに気にしていなかったんだけど、
最近、常に３つ位エフェクターを繋ぐ機会が増え、良いバッファがあると良いなぁと思い、




試しに作っちゃいました☆ 


off時にもバッファを通る、バッファードバイパスにして、ブースター機能も付けてみました。

俺のギター、出力小さいから、たま～にアンプの出力が足りない時もあったので、そこも考慮しての
機能でございますな。 

で、作ってみて実際に使ってみたところ、




コレすごい！ 




まず何がすごいって、長いケーブルの利用で起きるハイ落ちが改善され、音の解像度があがりました☆
音ヌケが格段に良くなったので、今までの2/3程度の音量でも十分すぎる位聞こえます。

アンプのセッティングが若干変わってしまいましたが、むしろ音作りしやすくなった印象をうけました。 
トゥルーバイパスのエフェクター、無駄に10個位つないでも、１mのケーブルをアンプ直で使用した時と
さほど変わらない位、ダイレクトに音が出てきます☆ 

普段から10m位のケーブルを使っているので、これには正直ビックリ！ 


うーん、もっと早く作っておけば良かった(>_<)