自宅仕事

どんどん今回は、最近自宅でのお仕事についてです。


先月の後半から、宅録でギター録音する、なんて仕事を始めた。

俗に言う、Online Recording ってやつですな。


発注元は、以前お世話になってた、カナダはトロントにある、Sonic Deli　というレーベル。
たまたま連絡取った際、ちょうどニューアルバムの製作中で、ギターをどうしようか考えてた所だったらしい。
（前回のアルバムには、ちゃっかり私も参加しております。）

そんなこんなで、試しにCubaseで録音したファイルを送ってみたところ、大丈夫だから、全部録ってくれ、との事。



いきなり１５曲送られてきた…



どんな曲かというと、簡単にいえば、カントリーロックというか、ルーツミュージックというか。
ドラムやベースもまだ打ち込みの段階で、これから全部録音します、といった感じのデモ音源に併せてギター弾いて録音。

しかし、この録音作業に大きな条件がひとつ。　それは、




ライン直の Clean Tone でファイルを送ってほしい。




ナンダトォォォォォ！！




これが何を意味するかと言うと、ものすごいディストーションをかける必要のある曲（ソロとか含め）を、つるっつるのクリーンで録らなくてはいけないという事。
もとい、つるっつるでさえなく、ラジカセにギターのケーブルさした様な音で録音するということである！！

まぁ、アンプにマイク立てて録音できる環境は自宅にはないから、丁度よかったって話もあるんだけど…。
録音した波形を、向こうでPCもアンプシュミレーターをかませるわけだ。

きれいなアルペジオや、スライドギターの時はいいんだけど、ディストーションを想定した録音には苦労した。。
音の伸び方もぜんぜん違うし、ピッキングハーモニクスをいれても、クリーンじゃ全く分からない(T-T)


仕方ないので、簡易のシミュレーターを使ってそれっぽい音になってるかどうか、毎回録音するたびに、いちいち確認。

これがなにより面倒。
きれいに弾けたと思ったら、余計な弦が小さく鳴り続いていたり…。

歪ませて弾けば余計な音はすぐ分かるのでミュートしながら出来るモノなんだが、いかんせんクリーンで録らなきゃいけない。

普通はアンプシミュレートして、モニターしながら録音するモンなんだけど、部屋のPCだと固まってしまうので、それさえも出来ず…
うちのPCではスペックが小さすぎて、ダイレクトモニターした出来ないのが最大の理由なんだけどね…(>_<)


まぁ、なんだかんだで全トラック気に入ってくれてるみたいだから、良かった☆


これを気に、そういう類の仕事を海外からバンバンいただきたいものですなぁ。